電通の女性社員自殺、労災と認定

 電通に勤務していた高橋まつりさん(当時24)が昨年末に自殺したのは、長時間の過重労働が原因だったとして、三田労働基準監督署が労災認定しました。

 高橋さんは東京大学文学部を卒業後、昨年4月に電通に入社。インターネット広告を担当するデジタル・アカウント部に配属されました。本採用となった10月以降残業時間が急増。三田労働基準監督署が認定した1ヶ月間の時間外労働は、約105時間に上りました。

 高橋さんは11月上旬にはうつ病を発症したとみられ、SNSで「死にたい」などのメッセージを同僚や友人に送っており、12月25日に東京都内の社宅から投身自殺したものです。三田労働基準監督署は「仕事量が著しく増加し、時間外労働も大幅に増える状況になった」と認定、心理的負荷による精神障害で過労自殺に至ったと結論しました。

 電通では、1991年にも入社2年目の男性社員が長時間労働が原因で自殺。最高裁が会社側の責任を認定しています。

 日本最大の広告代理店で再び繰り返された過労自殺。労基署に届け出た時間外労働の上限を超えないよう、勤務状況報告書を捏造していたとの話もあり、過労体質は変わっていないようです。