科学技術白書で危機感

 政府が16日に閣議決定した2015年版の科学技術白書で、科学に対する国民の信頼が揺らいでいる事に危機感を示しています。

 2014年度に文部科学省が把握した研究不正は、STAP細胞論文不正問題や東京大学分子細胞生物学研究所の論文問題など、少なくとも12件に上っています。更に白書は、日本の論文数の世界全体に占める割合は低下傾向である事、国際的な研究ネットワークの中核からも外れている傾向がある事等の課題を挙げています。

 2012年には山中伸弥教授がiPS細胞でノーベル賞を受賞するなど、華々しい話題もありますが、その後のSTAP細胞論文不正問題の衝撃はあまりにも大きいものがありました。そこへ来て、論文数の世界全体に占める割合も低下傾向となると、やはり心配になります。しかし、少子化の日本でこれ以上数を追求するのは無理だという気がします。途上国の追い上げもありますし、質を追求していったほうが良いのではないでしょうか?。