腎臓の働きが低下したら

人工透析は、なぜ必要になるのでしょう?。急性もしくは慢性の腎不全、糖尿病性腎症が進行すると、腎臓の働きが低下します。10%以下になることもあります。そうなると、血液中に老廃物や毒素がたまります。放っておくと、尿毒症になってしまいます。その腎臓の働きをかわりにしてくれるのが、人工透析です。

腎臓には、ホルモンを作るという働きがあります。これは、人工透析では代行できません。ホルモン注射をします。透析をする人は、やはり生存確率が下がってきます。透析開始後、5年以上の生存率は60%、10年以上は50%といわれています。それでも、透析をしないと命にかかわるわけですから、やはりしなければなりません。
続けていくには、食事や水分摂取の制限があります。水分は、取りすぎると体重の増加につながります。体重が増加してしまうと、高血圧やむくみ、咳、息苦しくなる、といった症状が出てきます。さらには、心臓への負担が大きくなり、合併症を起こすこともあります。そうならないために、尿の量で、体重を調整していきます。

水分は、飲み物だけでなく、野菜など食品に含まれる水分も考慮しなければなりません。また、食事についても、摂取カロリー、たんぱく質の摂取、塩分の摂取、そのほかの栄養素についての摂取、と制限を考えます。人工透析の治療は、ストレスになります。少しでもストレスを減らすために、日常生活を工夫することが大切です。